柏の葉から考える
頭がシャキッとしない。
前回の「柏から考える」の記事で、次回は「悪夢の飲み会」編と書いたから、これを書こうと今ログインしたのだけど、でも、この話はちょっとやばい気がしている。ブログ禁止用語スレスレ?、まてよまてよまてよ、ブログに書いていいことの閾値(しきい値)はどの辺なのだろうか。
飲み会そのものは集まりが悪く、そして、2次会でいつもの幼馴染みの友人*2とほぼ二人っきりで語り合ったときのディープな話を書こうとしてたのだけど、まあ要するに、つくばエクスプレス(TX)のTX柏の葉キャンパス駅の周りの土地を一社(デベロッパー)が独占している、駅を完全に包囲してしまっている、それでいいのか、公共性、公共空間はどこにあるのか、と僕が彼に話しかけたわけです。
例えば、この駅前には、同社が所有する大型商業施設(ららぽーと柏の葉*3)があるのですが、この商業施設はよほどのことがない限り、駅からもっとも近い、利便性の優れた商業施設であり続けるわけです。なぜなら、駅前には競合する店が入り込める土地がもうないから。それは、例えば、JR柏駅の駅前には複数の百貨店や商店が建ち並んで、互いに自由競争を行うという資本主義的状況とはまるで異なります。
つまり、資本主義が進化した先の高度資本主義的状況が、TX柏の葉キャンパス駅前で起きているのではないか。または、どうして公共性や公共空間を重んじる「左翼」的な人々は、この状況を黙認してしまうのだろうか。柏なんてしょせん「ファスト風土」なのだから、どうでもよいと考えているのだろうか。しかし、これは議論されなければならないのだ。
「これは土地の独占禁止法違反だよ」
「そんな法律はない」
Σ(゚д゚;) ←俺。
ここから僕は火が点いた、エスカレートした。この先はかなり危険地帯なので書かないけど(かなり酔ってたし)、最終的には、幼馴染みのその彼は、京都の「新景観条例」*4を巡る攻防を例に挙げながら、「市民社会」と「経済」の両立の難しさについてを長々と僕に説明していたように記憶している。要するに、京都でもこれだけ大変だったのに「ファスト風土」なんか問題外だということです。
完全に論破されてしまいました。(´;ω;`) くそぉ。
でも、うーん、とりあえず、これが「悪夢」です。もう少しじっくりと考えてみる。
*1:http://www.mitsuifudosan.co.jp/project/kashiwanoha/index.html
*2:彼は弁護士の仕事している。本家ブログCoffee & TV、Sweet Dreamsにも登場。
*4:新景観条例は、中心市街地で最高45メートルを31メートルに引き下げるなど市内ほぼ全域での高さ規制強化やデザイン規制、世界遺産や山並みなどの眺望・借景の保全を定めたもの。2007年9月1日施行。定点観測参照。