蘇生

僕の本家のブログ「babyism」の、放置プレイ中の、Integral Project-4の記事を書こうとグラフ等の作図はしたけど、内容が長すぎるせいなのか、なかなか本文を書く気が起こらない。

Integral Project-3の次回予告で書いた10の「都心流入率」が結構、重要なのですよ、じつは。とりあえず、Computer Cityの記事で「近代化以降の都市の職住分離は必然的」で「分離したほうが効率がいい」と書きましたけど、では都心流入率(郊外から都心へ通勤する人の割合)は、高い場合と低い場合のどちらが効率的なのか?と出題しておきます。

ヒントは、職住(職業地域と住居地域)は分離したほうが効率的である、ということです。都心流入率が高いほうが職住は分離した状態です、もう分かりますよね。答えは、都心流入率は低いほうが効率がいいです。

Σ(・ω・ノ)ノ

矛盾してそうですが、実際に「計算する」とそうなるのだからしょうがない(この計算結果についてはとりあえず、僕を信用して欲しい)。これは僕にとって、まさかの大ドンデン返しだったのです。そして、その都市構造の大転換が、じつは近代(モダニズム)から現代(ポストモダニズム)への転換ではないか、と僕は考えています。つまり、「ポストモダニズムは効率がいい」、「ポストモダンの都市は効率性の原理に支配されている」ということです。

これはどういうことなのか、という話をきちんと書きたいところなのだけど、僕の語学力の足らなさもあって、なかなかうまく(分かりやすく)書ける自信は沸きません。

グラフにすると、こんな図ですけど、

でも、これ見て「面白い」という人は多分いないだろうと思います(笑)。

これは「職住が分離していたほうが効率がいい」と「都心流入率が低いほうが効率がいい」の関係を同時に表している図です。変数が2つある場合のグラフの読み方は、それに慣れてない人には少し難しいかも知れないけど、この計算から、ポストモダンのどこか矛盾を孕んだ性質を、きれいに読み解くことは可能です…

まあ、僕らはその先の「未来」を描くべきなのだけどね。

アジアの極東で
僕がかけられていた魔法は
誰かが見破ってしまった
トリックに解け出した


君は誰だ?そして僕は何処?
誰も知らない景色を探す
旅へ出ようか


Mr.Children、蘇生)

(リンクが切れていたらここ

一方、現在の日本の言論や批評はまるでこんな島宇宙です。馬鹿馬鹿しいというか、くだらないというか。まあ、「豚に真珠を投げてはならない」という言葉(マタイによる福音書)にならって、僕は(ネット内では)沈黙していたほうがいいのかも知れません、well, just let them go。

Every night we're gone
And to karaoke songs
How we like to sing a long
Although the words are wrong


Every paper that you read
Says tomorrow is your lucky day
Well, here's your lucky day


(Blur - The Universal)

(リンクが切れていたらここ