アウトレットモール

ブログのタイトルの「用心シロ!都市と建築が世界を征服する」は、レム・コールハースの「錯乱のニューヨーク」の第4部、「用心シロ!ダリとル・コルビュジエがニューヨークを征服する」のパロディです。最初の記事にもヒントは書いたけど。
このタイトルの意味は追々と書いていく予定です。
それからヘッダにタイトル画像を付けてみました。
写真は「御殿場プレミアム・アウトレット」です、今までに4、5回くらいは行ってます。
僕はアウトレットモールが結構好きで、僕が行ったことのある所を、ウィキペディアを参照しつつ、リストアップしてみると「御殿場プレミアム・アウトレット」の他に、「佐野プレミアム・アウトレット」、「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」、「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」(横浜ベイサイドマリーナ)、「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」(ラ・フェット多摩南大沢)は行ったことがあります。
日本初のアウトレットモールである「アウトレットモール・リズム」(1993年オープン)も行ったことがあるけど、ここは(僕が行ったときは)やや寂れていました。
一番のオススメはやはり御殿場のです。
富士山の麓にあるので、水と空気が美味しいです。(´∀`)
もちろん建築空間もよくデザインされています。それについては追々とブログに書くだろうと思います。ジャスコららぽーと的なショッピングモール(屋内モール)とアウトレットモール(屋外モール)を比較するとか、立地条件の特性とか、何か書けるような気はする。*1
立地条件の特性については、例えば、「御殿場プレミアム・アウトレット」の駐車場で車のプレートを見てみると、名古屋方面からの来客も多いということが分かります。これは東名高速道路の御殿場インターチェンジの近くに立地している(東名高速道路からも見える位置)という理由が大きいわけだけど、同じデベロッパーが開業した「佐野プレミアム・アウトレット」もインターチェンジの近くに立地しています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/チェルシージャパン
出店場所は、大都市圏の都心から100km以内の郊外を中心に、主要高速道路のインターチェンジ付近で、かつ、複数の高速道路が交わるジャンクション付近や主要国道沿いであり、大都市圏の都心と有名観光地(日光、富士山など)や国際空港を結ぶ途上であることが多い。
(中略)客の9割以上が車での来店であるため、1つの「プレミアム・アウトレット」の標準的な敷地4万〜5万坪(約12万2000〜16万5000m²)のほとんどが駐車場である。この土地に(中略)二期、三期と拡張して、店舗面積8000〜1万坪(約2万6400〜3万3000m²)、店舗数130〜150店を最終規模としている。

さて、どういうことだろうか。
とりあえず、これは「ファスト風土化」(三浦展の用語)された空間(=郊外)の更に外側での出来事です。
都市計画用語で「超郊外」と呼ばれるエリアとも重なっていそうですが、やはり、「主要高速道路のインターチェンジ付近」に立地していることが決定的に重要である、と言って過言ではありません。むしろ、そのような関係は当たり前すぎるくらいに当たり前のこと(=道路と店の関係の原理)でもある。
今年10月にオープンする「仙台泉プレミアム・アウトレット」は「泉パークタウン」(仙台名物のモンスターニュータウン)の内側にあるらしいけど、このような原理は都市を考える上ではとても重要です。
( '-' )( ,_, )( '-' )( ,_, ) うんうん。

*1:ジャスコ的な空間については、僕の本家のブログ「babyism」で結構書いています。とりあえず、Kinkyo-2Guide to ShoppingIntegral Project-2の記事が割と新しい。興味ある方は読んでみてね。