昨日、仕事場の書類を少し整理しているうちに、ノリで大掃除を始めてしまって、筋肉痛かな?今日になって体の節々が痛いです。今日は溜まったファイルやメールの整理しているうちに、一日が終わってしまいました。ヾ(-_-;)おいおい

あと、おとといの「イケア」の記事の注釈(3)で「社会的共通資本」と「外形標準課税」について書いたけど、あの後いろいろとケーススタディ(思考実験)をすると、結構、問題があることに気づきました。でも、大まかな方向性としては、良いアイデアではないかと思います。「外形標準課税」は、土地の「私有」と「公有」(「自由主義」と「社会主義」?)の二極のどちらかを無理には選ばない、その二極の中間状態の調整軸となって、より理想的な土地の半-公有的(半-私有的)な状態を表記する術になるのではないか、と僕は考えます。*1

とりあえず、まあ、そんなやる気のなかった今日、ぶらぶらと書店へ行って、適当に涼んでいると、斎藤環という精神科医が書いた「アーティストは境界線上で踊る」の表紙の「骨」のような作品に、目が釘付けとなりました。これは小谷元彦というアーティストの「SP2 New Born(Viper A)」(2007年)という彫刻です。作品の名前もステキです。

「移動や変容、ダイナミズムやスピードの概念を彫刻にどう収め得るかという点で、まさに未来派的な関心がいま自分の中に強くある。かつてボッチョーニが“ひからびた芸術”としての現代彫刻に、復権の可能性を抱いた点にも共感します。僕の場合は日本の彫刻史を見直しての話ですが。進化が遅いという言い方が適切かどうかわかりませんが、歴史的連続性や参照の試みも乏しいようにも感じます」(小谷元彦
http://www.art-it.jp/interview05.php

小谷元彦の「SP Extra」(2007年)もステキです。ボッチョーニの「空間における連続性の比類なき形態(Unique Forms of Continuity in Space)」(1913年)もステキです。
.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*
こういうアーティストがちゃんといるんですね、というか、僕はもっとアートを知っておいたほうがいい、と考え直しました。
ところで、「骨」といえば、ザ・キラーズ(The Killers)の「ボーンズ(Bones)*2かな。この曲もあるか。

Don't you wanna come with me?
Don't you wanna feel my bones on your bones?
It's only natural
(The Killers, Bones)

*1:E.ハワード著「明日の田園都市」の後半、第9章「考慮すべき生涯」〜第10章「諸提案の独特の結合」〜第11章「続く道」あたりを参照。「自由主義」(個人主義)対「社会主義」の図式は、当時(19世紀末)のイギリスで活発に議論されていた様子が伺える。ハワードは都市計画(「田園都市」の発明と建設)によってその両者の長所を結合させた。

*2:このプロモーションビデオは、ティム・バートンが製作した。2006年の曲。